古い電化製品は買い取らないのはなぜなのか?現役リサイクルショップ店長ブログ

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古い電化製品は買い取らないのはなぜなのか?現役リサイクルショップ店長ブログ

さて前回の愚痴100%状態から原点に立ち返り、出張型リサイクルショップなどを利用した木音が無い人などが初めて利用する際に役立つ情報や、利用したことあるけど疑問があるという方の疑問を解消できるような記事を書いていきましょう。

 

今回のテーマは「なぜリサイクルショップは古い電化製品を買い取ってくれないのか?

 

についてです。

 

 

なぜ古い電化製品は買い取らない?引き取らない?

 

まずズバリテーマの答えを書いてしまいましょう。

 

なぜリサイクルショップは古い電化製品を買い取らないのかというと

 

電化製品には使用限度という物があるからです。

 

簡単に行ってしまえば理由はこれで、スーパーマーケットなどに売られている食料品のように電化製品にも賞味期限のようなものが存在します。

 

単身用の小さめの(4.5kg~6kg)程度までの洗濯機などには製造年が記載されているシールの横に

 

「使用限度製造から7年」

 

などと記載があります。

 

まぁ、見ないですよねそんなところ普通に生活してたら。

 

要するに、リサイクルショップ側は使用期限が残り少ない製品は売ったとしてもかなり安く販売しなければならず採算性が非常に低い、おまけに古いと壊れて返品となるリスクも高まるため高リスクな製品を買い取ることを避けているという事です。

 

使用期限を過ぎてしまっている電化製品などについては賞味期限切れてる食品売っている様なものなのでコンプラ的にどうなのって話にもなりますしね。

 

 

具体的にどの程度の年式の電化製品が古い物になる?

 

では具体的に、古い年式の電化製品とはどの程度の製品が該当するのかというお話ですが、これは製品ごとに違ってきます。

 

製品ごとに使用期限が違いますからね。

 

とはいえ概ねの使用期限は大体下記のようになっています

 

  • 単身用冷蔵庫洗濯機など「7年」
  • 炊飯器や電子レンジなど「5年」
  • ファミリー世帯向け大型冷蔵庫など「10年」
  • ドライヤーなど小型家具「3年」

 

大体こんな感じです。

 

リサイクルショップが買取や無料引取するとなると、それを中古品として買い使う方のことも考えなくてはなりませんので販売後せめて2年程度は利用できる使用期限が残ってないと買ってくれたお客様のクレーム問題や補償問題にもなりますので冷蔵庫や洗濯機であれば製造から5年程度までが無料引取の限界ラインとなるわけです。

 

なんかいろんなリサイクルショップのホームページなんかでよく見かける数字じゃありません?

 

古い家電とは?という疑問の答えとしては残り使用期限が2年程度の切ってしまったタイミング以降の電化製品という事になります。

 

ただ、メーカーによって使用期限はまちまちなジャンルなども有るし案外使用期限ぎりぎりでも採算が取れて買取可能な電化製品なんかもあるので参考程度ですね。

 

冷蔵庫と洗濯機についてはこの限りではありませんが。

 

 

 

滅茶苦茶古い電化製品は逆に買取りできる件について

 

最後に古い電化製品は何でもかんでも買取り不可ってわけではないという話をして終わろうと思います。

 

古い電化製品はリサイクルショップは買い取らないという話をここまでやってきましたが、もっと正確に言えば

 

「中途半端に古い電化製品は買い取らない」

 

というだけで、本当に古い電化製品はびっくりするような値段で買取してくれたりもします。

 

代表例を上げたら

 

  • 昭和中期以前の扇風機
  • 馬鹿でかいラジカセ
  • 真空管ラジオ

 

なんかが代表例です。

 

普通の家庭に電化製品が普及しだしたのは戦後の昭和中期程度ですし(今から70年前くらい)、戦前戦中の電化製品でも100年前くらい程度の品物なので案外一般のご家庭の押し入れの奥深いところに眠ってたりします。

 

馬鹿でかいラジカセが流行ったのなんて40~50年位前の話ですから、リサイクルショップの店長なんてやっていると案外頻繁に見かけます。

 

物によっては、自分の店も含めて最新家電なんかより高値で買取してくれるリサイクルショップもありますので里帰りの時なんどにご実家の奥深くに眠っている電化戦品なんかを探してみてはどうでしょうか。