ベットを出張買取してくれるリサイクルショップが見つからない理由

ベットを出張買取してくれるリサイクルショップが見つからない理由

ベットを出張買取してくれるリサイクルショップが見つからない理由


部屋の中でも抜群の存在感があり、誰もが使う寝具であるベット。


個人的には畳に布団というスタイルもありな人ですが、一人暮らしの人などは大体シングルベットかセミダブルのベットを使っている人が多いのでは?


そんな寝具であるベットを買取や無料引取をしてくれる出張買取リサイクルショップがなかなか見つからないという人も多いと思いますが、なんでそんなことになっているのかについて業界側の現役店長が暴露します。



そもそも中古ベットは売れない、買い手がなかなかつかない。


そもそも論になりますが、ベットがなぜ売れないのかの最大の理由が売れないからです。


なんで売れないのかというと


他人が使った寝具に抵抗がある


が圧倒的第一位の理由です。


またベットマットという寝具の特性上、クリーニングができない(もしくはかなり費用が掛かってしまう)のでそこそこの使用感がある状態で中古品として売り出されることとなります。


普通に想像してみてほしいのですが、売り場にベットがシミがあり毛羽立った感じで腰の辺りがヘタレている状態の品物しかなかったら買いますか?


安ければ考える…


なんて考える人がいるかもな程度でしょう。


正にここが出張買取リサイクルショップがベットを買い取らない次の大きな理由です。



関連費用が高くつきすぎて採算が合わない!


ベットを出張買取リサイクルショップが買い取らない理由の第一位がそもそも売れないからで、次の理由が関連費用が高くついてしまって採算が合わないからです。


その関連費用というのが


  1. 買取り時の輸送費用
  2. クリーニング費用(そもそもできない場合も)
  3. 売れたときの輸送費用
  4. 展示保管費用


という大体4つです。


特に、一般の方が全く考えていないのが4番の売れるまでの保管費用でしょう。


店舗販売でもネット通販でも売れるまでの間、その商品を保管しておかなければなりませんがその保管費用が滅茶苦茶高いです。


ベットはマットとフレームのセットで分解して保管しますがそれでも0.5畳程度のスペースを必要とします。


展示販売の場合はもっと広い1.5畳程度必要でしょう。


そうなるとどんなに頑張っても1月当たり3000円程度の保管費用が発生します。


他の製品などの保管費用の平均が300円程度ですから10倍近くかかります。


しかもなかなか売れないからずっと居るもんで「3000+3000+3000+3000…」といった具合に売れるまで保管費用負担は増え続けます。


結果、売れても赤字という状況に陥るわけです。


それがわかっているのでどのリサイクルショップも買取しないんですね。
儲かんないから。


割と田舎の倉庫の相場でこの試算ですから、東京や横浜・大阪・神戸・名古屋・仙台などの都市部の出張買取リサイクルショップでは土地代や倉庫賃料が高すぎて絶対採算合いません。



それでもベットを無料引取・買取可能な場合こっそり教えます。


というわけでベットという家具はどこのリサイクルショップでも買取りは不可というのがベースで無料引取も非対応というのがマストです。


ただ、非常にまれに郊外のだだっ広い田んぼが広がっているような田舎のリサイクルショップで200坪クラスの大規模店であれば無料引取対応してくれるところがあります。


もし郊外というかど田舎に住んでいて、自分でお店に車で持ち込みができるというのなら片っ端から問い合わせてチャレンジしてみるのもいいかもしれません。


正直可能性はかなり低いと思いますが、田舎なら近場に受け入れ可能店舗があるかもしれません。


次に、ブランド限定になってしまいますがエアウィーブのベットマットは買取可能な可能性があります。


理由は、単純でエアウィーブのベットマットは丸洗いができるからです。


勿論、ぼろぼろに使い古された状態ではさすがに無料引取も無理ですが綺麗な状態の品物であれば当店でも買取対応していますし案外買取か無料引取OKな出張買取リサイクルショップは見つかります。
エアウィーブのベットマット限定ですが。


最後の可能性は、かなりレアな条件ですが


  1. カッシーナやシーリーなど高級ブランド
  2. 新品みたいに滅茶苦茶キレイ


という高級ブランドベットマットであることが前提になりますが、非常に綺麗に使用していてシミ一つなくヘタリも全くなく臭いも一切ついていないというまるで新品のような状態であれば無料引取ないし雀の涙程度の買取り額がつく場合があります。


自分も年間500件程度現場踏んで年に2件あるかどうかという確率で買い取ることがあります。


まぁまずあり得ないことですが無くはありません。



今から売ることを前提にベットマットを買うのであればエアウィーブのベットマット一択でしょうね。