リサイクルショップにとって“儲かる商品”とは何か

リサイクルショップにとって“儲かる商品”とは何か

リサイクルショップにとって“儲かる商品”とは何か

出張買取型リサイクルショップを利用する際「新品の値段は同じくらいなのに買取り不可の物とそこそこの値段で買い取ってくれる商品があるのはなんで?」という疑問を覚えた方も多いかもしれません。

 

実際、現場で査定をした際お客さんに聞かれることもありますし不思議に思っている方も多そうなので今回はそんな部分に触れてみたいと思います。

 

 

中古でも欲しい人が多い種類の商品は高値買取

 

商売の基本の部分ですが、出張買取リサイクルショップだろうが店頭買取リサイクルショップであろうが儲からない商品は高く買い取らないし儲かる商品は高くても買取したい欲求が強くなるので高価買取になりやすいです。

 

「そんなことわかってるよ!」

 

という声が聞こえてきそうなのでもう少し詳しく。

 

リサイクルショップ側からすれば少々高い買取り(仕入れ)になったとしても、儲かる商品であれば仕入れたい(買取りした)わけですが、その儲かる商品とはなんぞやという部分を詳しく。

 

 

第一位!回転率が速く薄利でも利益が見込める商品

 

一番はこれです。

 

「えっ!利幅が大きい商品が欲しいんじゃないの?」

 

と思われるかもしれませんが、現実的には薄利(儲けが少ない)でも、売りに出せばすぐに売れて現金化できる商品が一番欲しい商品です。

 

仕入れに使ったお金(買取り金)をできるだけ早く回収しなくては資金ショートして最悪黒字倒産とかありえますので「これは絶対すぐに売れる!」と確信を持てる商品はどこも欲しがります。

 

 

8割がこれ!2か月以内には売れる確信が持てる商品

 

次にどこのリサイクルショップも欲しがる商品は2か月以内であれば絶対に売り切ることができると確信を持てる商品です。

 

大抵の商品はこの部分に該当します。

 

何処のリサイクルショップも、在庫の保管費用(店舗の家賃)の負担が固定費の多くを占めることとなるので商売人として

 

この商品を仕入れたら売れて現金化できるまでどのくらいの時間が必要なのか?

 

という部分を素人のお客さんが考えている何十倍も気にして頭の中で計算しています。

 

売れるまでの最大期間が2か月程度であれば、比較的悪くない回転率ですので利益が見込める範囲で通常の買取りを行う品物でしょう。

 

 

リスク大!ワンチャン大儲けできる可能性がある商品

 

最後はほとんど買取りでやることはありませんが(リスクが高すぎるので)数万単位の利益が取れる可能性がある商品です。

 

はっきり言って一般家庭の買取依頼でそんな商品はほぼ無いと言っていいのですが、稀に超高級住宅街の大豪邸とかで出くわすこととなります。

 

といっても、お店の信用問題とかにもなりますし私含め

 

「これはすげー高く売れるから激安で買って大儲けしよう!」

 

なんてことは間違いなくやりません!

 

ネットでお店の口コミに「最低のボッタくり買取店!」とか書かれて店の信用が失墜するのが関の山ですので。

 

では、どんなタイミングでリスクを取っても大儲けできるかもしれないような商品を安く買取ることがあるのかというと、それは…

 

 

過去に中古市場での販売前例がなく売れるかどうか解らない品物

 

 

の場合です。

 

現在のリサイクルショップでは、インターネット上でどのような商品が過去にどのくらいの値段&期間で売れたのかすぐに調べることができます。

 

その情報と自分自身の経験則や商品を買いに来てくれるお客様がどの程度ついているのか、という総合的な判断で値段を出しますが稀に

 

  • 過去の売買実績情報なし
  • 取り扱った事もなし
  • 仕入れたところで買う人が居るのかどうか不明

 

という稀な商品を買い取るときはそもそも相場が無いため大儲けできる可能性があるという事です。

 

逆に、相場が無いため0円でも引き取り手が居ない可能性もあり仕入れに使ったお金とその売れなかった商品の処分費用を負担しなければならないというダブルパンチを食らう大き目のリスクもあります。

 

なので自分の場合は基本的に「これの相場がわかりません」と正直に話して販売委託にするかオークション代行などにして買取りは行いません。

 

ただ、ワンチャン大儲けできる可能性はある商品ではありますね。

 

以上、リサイクルショップ店長が考える儲かる商品3選でした。

 

すごくボッタくってるリサイクルショップがあるのは知っていますが、長く営業続けている自分からすれば現実的な儲かる商品はこんなもんです。